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田中さんの絵を買いました・芸術の秋スペシャル(はぐれベーダー46)

こんばんは、Gです。今日は昨日の予告とおり、先日の田中美砂子さんの個展(「田中美砂子展~宇宙の音楽~(はぐれベーダー45)」参照)の後に購入した絵をここで載せたいと思います。美術系はぐれベーダーです。今朝はあまり寝れなかったのですが、結構いい天気でしたので、せっかくだから天然光で撮影しようと思って、外へ出してデジカメで撮影しました。まあ、もったいぶってもなんなんで、ご紹介しますね。

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「荒らす憎むべきもの」という作品名のペン画です。地図ペンという特殊なペンを用いています。この不思議な動物の絵は随分前から気になっていました。田中さんとは友人の友人という形で知り合ったのですが、初めて個展のDMをもらった時に「何、この動物?」というインパクトから来たのがきっかけでした。Gももともとペン画は得意なので、興味があって観に行くようになり、この独特の表現の動物の絵がいつしか「欲しいなあ」と思うようになってきました。Gは結構物欲が強いんです。それにその絵の魅力にとりつかれたんでしょうね、Gは。その絵が今回の個展で端休めのためにまた展示されてるとは!しかもそんなに無理しなくても手に入れられそう。でも、その時は他に展示していた色とりどりのペン画を観てたのとブログ掲載許可をもらったので頭がいっぱいになって、そのまま帰ったんです。で、家でフォトショップで写して見て、改めていいなあ、と思い、気がついたら銀座フォレストへ電話をしてました。三谷杏子さんの個展の黄色のスカーフの時とよく状況が似てますね(「三上恭子さん作のスカーフ届きました!(はぐれベーダー14)」参照)。でも、今はこの不思議な動物が自分の元にあることに非常な嬉しさを感じます。買って良かったとつくづく思いました。まあ支払がまだあるんですけどね(苦笑)。

あとは掃き溜めに鶴、にならないように部屋を片付けます・・・(もっと苦笑)

ちなみに絵心がある母にこの絵を見せたら「この額、高そうねえ」。おい!視点が違うだろう!視点が!

田中さん、ありがとう!スカーフと同じように大切にさせて頂きます!




さて、今日は偶然にも文化の日。芸術の秋ということもありますので、今回は美術系のスペシャル企画として、Gが所有している絵画?をここに載せてみたいと思います。といっても、あと3点しか飾ってないのですが、このエキサイトブログの画像掲載の限界が500KBなので、なんとか間に合うように載せてみたいと思います。それに今回の主役はあくまで田中さんの絵なので、大きさも調節させてもらいました。では、まずこのカラフルでデカイ奴から。

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・・・これはGが病気でボーっとしてた時に高い寝で、しかもローン組んで買ってしまったアイズピリというフランスの画家のリトグラフです。でかすぎるので、吊るしたままデジカメで撮りました。ですので、斜めになってますが、その辺はご容赦の程を。このリトグラフをエライ金額で購入した時は「やっちゃったなあ」という感じでして。ボーっとしたまま銀座のとある画廊から画廊へ行く途中で道に迷ってしまい、お姉さんに道を聞いたら画廊を見てくれといわれて入って、いろんなリトグラフを見たんです。ほとんどがGがあまり好きでないラッセンのようなタッチの画家が多かったのですが(いや、ラッセンは凄いと思いますが、Gの感性に合わんのです)、この中で一番まともに見えたのがこれでして、青がなかなかよかった事からその場で購入しました。ローンで買ったのですが、後で友人から「リトグラフは版画で大量生産できるのにそんな高値で買うなんて!」と怒られたり、ローンの最後が払えなくて親に迷惑かけたりして、大変な目にあったリトグラフ「です。ただ、後で調べたら、ポール・アイズピリは現代芸術家としてはフランスでも重鎮でして、ピカソとかの超一流芸術家のやや古めの人名辞典に載ってた時はまあよかったと思うようにしましたが。自己感定額では7~8万円くらいだと思います(つまり、Gはそれ以上の金額は支払ったという意味)・・・・・トホホ。

・・・次は一転して木版画の小さい奴にしたいと思います。どのくらい小さいか、といいますと、この位小さい作品です。

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背景から見ても分かるとおり、かなり小さい作品である事が分かると思います。この木版画の作者は、Gが通ってた武蔵野美術学園の同級生で版画科を卒業した友人・五十嵐純一さんの木版画です。この美術系はぐれベーダーでも五十嵐さんの別の作品は以前に紹介した事があります(「第55回モダンアート展(はぐれベーダー19)」参照)。この小さな版画は五十嵐さんの個展で購入したのですが、観に行った時は五十嵐さんは不在でして、画廊の方から「これを買ってみないか?」と何点か版画を見せてくれまして、Gは元々この五十嵐さん独特のシャープな木版画は欲しかったので、写真額をサービスで購入しました。題名は「長」。Gは結構気に入ってるのですが、絵心のある母がこの作品を見たら「その写真額がいいからちょうだい」。おい!また視点が違うと思うぞ!このシャープで暖かみもある版画はいいと思うんだけどなあ。

最後は作品というものではないのですが、カラフルなもので、ということで。

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これはGが武蔵野美術学園の油絵科にいた頃に課題で描いたテンペラ画。コラージュを最初に制作してそこからトレース、そして色をつけたものです。テンペラ画というのは、ミケランジェロやダ・ビンチがいた頃の油絵の原型みたいなもので、顔料を卵黄と酢で溶いたもので描く絵のことです。この絵を飾ってるのには理由がありまして、額に入れて保存をしたかったからなんです。なぜなら卵黄をつかってるものですから、それを狙ってゴキブリがやってくるので、かじられないようにするために額に入れているのです。当時父が「額に入れよう」と言い出したので渡りに船で入れちゃいました。ちなみに中央の女性は10代の頃の女優ウィノナ・ライダー、投げてるピッチャーは当時はメジャーのテキサスレンジャースにいた速球王ことノーラン・ライアン投手、車はGの家の最初のファミリカーだったホンダ1300クーペです(なんと空冷エンジン!)。この課題の1年前に制作したデューラーの模写のテンペラ画は学校が教材用に引き取りましたが、これは顔料が薄いという事で見送られました。なんか複雑。


まあ、こんな感じの絵を所有しております。アイズピリとGの絵はGの部屋に、五十嵐さんの版画は居間に飾っています。田中さんの絵はGの部屋に飾る予定です。部屋が汚いのが難ですが・・・大切にはしてます。アイズピリ以外はけっして高価な絵ではないので、皆さんもこの秋に絵を描いたり、飾ってみては如何でしょう?美術系スペシャルでした!

明日からは通常の特撮話に戻りますので。美術系も許可が出たら載せさせていただきます!それでは!


「三上恭子さん作のスカーフ届きました!(はぐれベーダー14)」
「第55回モダンアート展(はぐれベーダー19)」
「田中美砂子展~宇宙の音楽~(はぐれベーダー45)」
by gun_gun_G | 2005-11-03 21:51 | 美術系
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