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人間の差別と偏見を問う巨大魚怪獣・ムルチ!

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こんばんは、です。腰は少しずつブロック注射が薄れてるかな、という感じ。でも、痛みという事は無いです。しかし、昨日のケムール人は人が入らん。ちょっと昔すぎるのかな?今日になって、やや盛り返してますが。よーし、ここはもう一丁、ウルトラ怪獣載せてみっか!初めてだけど。ということで、色々と考えて今回お送りするのは、帰ってきたウルトラマンに登場した巨大魚怪獣・ムルチです。桜、マス、春、そんなイメージですかね。が描いたウルトラ怪獣のイラストのストックの中で、一番最後に描いたものです。帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」に登場したムルチ。よく考えると帰ってきたウルトラマンネタの記事も初めてですね。では簡単なストーリーでも。宇宙人と呼ばれている少年がいた。少年は毎日河原で穴を掘り続け、街の住民に嫌われていた。少年はちゃんとした日本人だった。行方不明の父を探しに上京した少年金山と名乗る老人に会い、金山父の面影をダブらせた。金山の正体はメイツ星人だった。メイツ星人は地球の風土気候を調査にきた友好的な宇宙人だったが、地球の大気汚染によって、体は侵されていた。金山が宇宙人と承知の上で少年金山の代わりに埋められている宇宙船を探している事を知った郷秀樹は手伝おうとするが、金山が宇宙人と知った街の住民はパニック状態となり、警官が金山を射殺してしまう。その途端にムルチが出現。金山ことメイツ星人は調査の際にムルチの存在を知り、念力で河原へ閉じ込めていたのだがメイツ星人の死で念力が解け暴れだしたのだ。そこへウルトラマン登場!豪雨の中、ムルチウルトラマンに倒される。しかし、少年金山の死を信じず、ひたすら穴を掘り続けるのだった・・・という、なんともシビアなお話自身はあまりはっきりとTVで見た!という記憶はないのだが、このシビアな話は非常に印象深い。人間の差別と偏見というものを脚本家・上原正三氏はうまく表現していると思う。上原氏は社会的な作品を多く書いているが、このムルチの話は傑作のひとつといっても過言ではない。そもそも帰ってきたウルトラマンは材料費の高騰などで着ぐるみの出来を抑える傍らドラマ性を非常に重視していた。「抑える」とは書いたが、その中でも傑作と呼ばれる怪獣を作りつづけた事には、円谷英二氏の死を乗り越えた、製作スタッフの意地を感じられる。今回登場のムルチも非常に完成度が高く、後にウルトラマンA2代目が登場するに至る。もっとも2代目は超獣ドラゴリーに口を裂かれ、あっけなくやられてしまうのだが。ちなみにこのムルチ、洒落で魚を背負わせてみました。巨大魚怪獣ということで。いかがだったでしょうか?たぶん明日はMRI関連の記事になる可能性が高いので、昨日から2日間、思いっきり特撮してみました。また、こんな感じで記事書けるといいですね。ということで、今回はこれにて。
by gun_gun_G | 2005-04-24 18:33 | 特撮系
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