こんにちは、
Gです。腰の痛みは、今のところブロック注射が効いてます。ということで、特撮ネタとしてはマグマ大使の4コマ以来、特撮系記事としては9日ぶりに記事を載せてみます。それも
Gがもっとも大好きなウルトラ怪獣です。その名は
ケムール人。意外ですが
「ひいろお倶楽部@」初のウルトラQものです。イラストは以前に描いたもの。
ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」に登場する
ケムール人のお話を少しばかり。空飛ぶ円盤が日本に飛来、それから人間が突如消えると言う事件が多発する。調査に乗り出した
万城目淳、戸川一平、江戸川由利子の3人だったが、
由利子が消されかけ、助けられるものの、今度は
万城目が消されてしまう。この事件が
ケムール人との交信記録をつづった
神田博士の著書
「2020年の挑戦」のとおりに事件は起こっていた。昭和41年当時に2020年に値する科学を持つ
ケムール人は医学が発達したために
500歳の寿命を誇るものの、肉体が高齢化してしまい、
地球人の若い肉体を求めてやってきたのだった。
消却液で消された人間は
ケムール星へと転送されるのだ。
由利子をしつこく狙う
ケムール人。
神田博士も消され、残されたのは
神田博士宅にあった
Kミニオードの試作品だけだった。
ケムール人は
万城目に化けて
由利子を狙うが、間一髪、警察の
宇田川刑事に助けられる。遊園地で警察と対じする
ケムール人。巨大化までして襲い掛かる
ケムール人だったが、
Kミニオードを設置した
東京タワーから
ケムール人の苦手な
Xチャンネル光波が発射され、
ケムール人の頭に直撃!
ケムール人は倒され、
消えた人間達も戻ってくる、という展開。死ぬ間際に
ケムール人は自分の体に
消却液をかけて消えますが、せめて死ぬ時は故郷で死にたかったのでしょうか・・・。まず、
ウルトラQを知らない方に説明しますと、人間に起こる数々の怪事件に
万城目淳、戸川一平、江戸川由利子、更に
一の谷博士の4人が立ち向かっていくというもので、ここから
ウルトラマンへと話が繋がっていきます。さて、今回の
ケムール人。本当に不気味な宇宙人として登場します。
360度を見渡せる3つの目、頭の先から出る消却液、走るとパトカーよりも速く、スリムなボディで巨大化能力を持つ。とにかく不気味。なんでこんな宇宙人が
Gのお気に入りかといいますと、デザインした彫刻家・
成田亨の芸術性全てがここに集約しているからです。
どこが顔なのか分からないこのデザインに特にその芸術性が集約されてます。特撮史上では初めて
ウエットスーツを着ぐるみに使い、スーツアクターには後に
ウルトラマンも着る事になり、
セブンでは
アマギ隊員でお馴染みの
古谷敏氏である。
ケムール人の鳴き声は映画
「マタンゴ」から流用、後にこの声は
バルタン星人にも流用されます。
ケムール人はその後の
宇宙人となる要素のベースとなった貴重な存在であり、
Gはその面からも大好きなのです。
ケムール人は
ウルトラマンでは
メフィラス星人の配下?として
2代目が登場、さらに
謎の宇宙人・ゼットン星人に流用されます。(
宇宙恐竜・ゼットンの名の由来?を参照)
2代目は恐らく新たに制作したものと思われ、
2代目のボディは
ウルトラセブンの
キュラソ星人となります。また
初代か
2代目かは度忘れしましたが、
快獣ブースカに登場する
原始人にもボディが流用されます。
ケムール人は色々な形でまさに
宇宙人や怪人のベースともいえる存在というのが、おわかりいただけたでしょうか?
Gのお気に入りであり、その後の特撮に影響を与えた
ケムール人に
Gは拍手を送りたいです。ということで、いかがでしょうか?明日もできそうでしたら、特撮ネタやりますので、ヨロシク!では!