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トラックバック650件到達!ガランと劇画作家の狂気

こんにちは、今回も2日ぶりに登場のGです。

先週から長引いてた別件の用事というのが
前回の死人コウモリの記事アップ後にようやく動き出しまして
明日はちょっとその件で前バイト先に行かないといけないので
今日の記事アップ
としました。まあ雨で身動き取れませんしね。

上記の件は後日書く事になると思うので
今回はその死人コウモリの記事で予告したイベント記事を書きます。
電話先生の記事アップの後にこういう展開になったもんですから。

4月14日夜に「ひいろお倶楽部@」へのトラックバックが650件に到達しました!

電話先生の記事をアップした時にもしや起こるかもと予測はしてたのですが
本当に嬉しく思い皆様には感謝しております。

イベント記事となるとウルトラ怪獣というのが「ひいろお倶楽部@」の定番ですが
トラックバックに関しては基本的にはそのトラバの内容に沿ったものにしています。
(まあ、そうじゃない時もあるのですけど)

その650件目というのが「自宅で出来る仕事」
ダブルワークや今の状況の自宅での外注などで来たものなのでしょうが
今回は基本に立ち代る意味合いでも内容に沿っていきたいと思います。

そもそも「ひいろお倶楽部@」は
4コママンガの実験ブログとして立ち上げてみた
ものです。
最近はこういう状況ばっかりなので4コマ載せれず申し訳ないのですが
漫画家というのはプロダクションや事務所で描かれてる方もいますけれども
昔からのスタイルとしては自宅で原稿描いて編集者に渡したりする
もんですよね。

ということで、
自宅で出来る仕事=漫画家という流れでいってみたいと思います。
初代ベロクロンのウルトラマンAバトンの記事でも触れた
Gのとっておきを今回登場
させます。コイツです。

トラックバック650件到達!ガランと劇画作家の狂気_c0040422_14184334.jpg


ウルトラマンAに登場の怪魚超獣ガランです。
古生代後期の魚類生物を異次元人ヤプール人が奪って作り出した事から
「三億年超獣」の異名を持つ。


ただ、すまん!今回の鉛筆画も死人コウモリの時と同様に横向きで描いてるので
一見ボロボロに見えますが、クリックして見て下さい。お手数かけます。

ガランは小河内川上流で昏睡状態で発見された古生代後期の魚類生物を
輸送途中にヤプール人が奪って製造した超獣

ヤプール人によってテレパシーを与えられた
劇画作家・久里虫太郎
(くり・むしたろう)が描く劇画というか漫画の通りに動き
精神肉体的にも久里とガランはシンクロ
している。
バキシム同様に空を割って登場したりビルの中から突如出現したり
消しゴムで消すように姿を消したりする。
武器は鼻の様に突き出た角を光らせて機械類の機能停止や物体破壊する能力
口から吐く吸引や物体消失させるガランガスである。

このガラン登場のウルトラマンA第4話「3億年超獣出現!」
脚本・市川森一、監督・山際永三、特殊技術・佐川和夫、敬称略
の流れを書いていくと何故とっておきにしたかがわかると思います。

防衛組織TACは古生代後期の魚類生物の輸送の護衛に就く事となり
山中、北斗、南の三隊員がその任務のためTACパンサーに乗り込む。


一方、その頃、同じくTACの美川隊員は休暇を取っており
中学時代の同窓会出席のため同級生の久里虫太郎の屋敷に来ていた。
中学時代は目立たずマンガを描いていた久里も
今では飛ぶ鳥を落とす勢いの人気劇画作家
であった。
久里は卒業式の日に美川に渡して付き返されてたラブレターをいまだ持ち
改めて当時のラブレターを渡す。美川は昔とは違い受け取って開けて見る。

そのラブレターの中には久里が3日もかけて描いたという
「ガラン」というデボン紀の魚類がモチーフの超獣の漫画が1枚入っていた。
美川は久里の執筆中の原稿にも目を通す。
「あら、トラックが飛んじゃうのね」


そのガランの絵が魚類生物にそっくりである事
輸送途中にトラックが空に吸い上げられて消えた事を美川はまだ知らない。

他の同級生が来ないのを不審に思った美川は久里に問いただす。
同窓会は今でも愛する美川を誘き出すための久里の罠
だったのだ。
ドリンクの薬で意識を失った美川は気がつくと久里に軟禁されていた。
「悪魔から力を貰った」と愛する美川に久里は豪語し狂喜する。
軟禁された部屋には以前軟禁されたと思われる人間の白骨が横たわる・・・。

久里は漫画を描き超獣ガランを空を割って出現させ
TACも出動
するも攻撃兵器が機能停止してしまい
先に空に飛ばされてたトラックも落ちてくるなど空回りの状態
となり
消しゴムで消えたようにガランは姿を消す。

翌日になってもTACに戻ってこない美川隊員を探しに
吉村隊員は久里の屋敷を訪れる。
昨夜帰ったと嘘ぶく久里
だったが、その時にちょうど美川は脱出を図っており
吉村隊員が救出、アーチェリーで応戦する久里を昏倒させて脱出
する。

美川から全ての話を聞いた竜隊長は
攻撃兵器の機能停止した際に計器類に異常がなかった事も踏まえて
攻撃の妨害は精神的なテレパシーによるもの、
久里はテレパシーの能力を悪魔、ヤプール人から授かったのではと推測
する。

そこにガラン出現の報がTACに入る。久里が目を覚まし執筆し始めたのだ。
竜隊長は久里の標的である美川に本部待機を命令し出動するも
美川は後からTACアローに乗って出撃しようとする。
北斗が止めようとするが自らの責任をとりたいと美川は出撃、
北斗も竜隊長らに美川出撃を伝えた後にTACアローで追う。

(一部の映像がTACスペースっぽいですが)

ガランを攻撃するTAC。しかし北斗のTACアローがまたもや機能停止し
ガランに捕まってしまい美川のTACアローも撃墜
される。
人質をとられ攻撃できないTACに南が1人超獣に向かう。
北斗も脱出しウルトラタッチでウルトラマンAに変身する!

久里は驚異的なスピードで執筆しながらガランを攻撃
させる。
ガランガスに苦戦するAだったがエースバキュームで吸い上げて
続けて発射したタイマーショットでガランの右手が取れた時、
久里の右手に激痛が走り執筆できなくなる。

Aは更にパンチレーザーでガランの体を燃やす。
久里の体や原稿が燃え出す。
炎に包まれる久里、そして舞い上がる原稿の数々・・・。

とどめのメタリウム光線でガランと共に久里の屋敷も炎上するのだった。

「あれは欲望と妄想の塊だった」
TAC本部に戻った竜隊長は久里とガランについて語る。
そして美川は吉村から貰ったライターで残された1枚のガランの漫画を燃やし
明るい表情に戻るのだった、
というもの。

(今回は一旦ここで休憩させて頂きます)

お待たせしました。

このガランの話は恐らく再放送で見たと思うのですが
子供心に凄くショッキングな話として頭に残っています。


この話というのは恐らく話題に書くとするならば
後に超新星フラッシュマンの大博士リー・ケフレン
ウルトラマンメビウスでは人間体のヤプール(!)を演じる事となる
名優・清水綋冶
氏が劇画作家・久里虫太郎を演じているのだが、
その久里の美川に対する屈折した愛情とか
過去に目立たなかった事から発端する人間社会への復讐とか、
そういうテーマになるのでしょうが、
Gが子供の頃に怖かったのはそういう点ではないのです。


久里が漫画家だった事が怖かったのです。

確かに欲望と妄想の塊だったからこそ久里はああなってしまったわけなのですが
人間というのは自らに似た立場の他人が起こす事を知って
ショックを受ける事があります。


例えばマッドサイエンティストという言葉がありますが
確かにそれはそれで怖いのですけど、その怖さを理解できるかと聞かれると
Gは数学が苦手であまり科学者向きではないので何ともいえないと答える
でしょう。

この話の初見の頃はGは藤子不二夫氏のマンガをよく読んでいて
石森章太郎氏の特撮番組をよく見ていて
もう少し後くらいから従兄が読んでた少年チャンピオンを家に行った際に読んで
マンガを描くとか粘土工作とかが好きだったゆえに
マンガ家になりたいと結構強く思ってた時期
でした。
ガンダムとか少年ジャンプとかになってくるとデザイナー志望になって行きます
この頃は完全に漫画家一本でした。

だからマンガしかとりえが無いと自称する久里の狂気が
子供だったけど物凄くわかってしまうというか驚異的というか
何かそういう気分になったんですよね、初見の時。
隅の方でマンガだけで突き進むしかなかった久里の気持ち
というかね。

それもあって今回の記事はわざわざDMMで見直してみました。
驚異的に原稿描いてたシーンはちょっと記憶違ってたし
Gも中年といっていい歳ですから怖さとかは減ってはいる
んですけど

あの久里の体と原稿が燃え出してスローモーションで原稿が舞っているシーンは
今、見てもグサッと来ますね。絵描きだからこそ辛いシーンというか・・・。
子供の頃によくトラウマにならなかったなあと不思議に思うくらい
です。

ですのでガランはGとっておきのウルトラ怪獣だったというわけなんです。

G的にはウルトラマンA第4話は一度見て頂く事を特に絵描きの方にはお勧めします。
結構キツイです。

今日のイベント記事は如何だったでしょうか?
またイベント発生時には無理しない程度に記事アップしますね。


あと、こんな状況ですが
「ひいろお倶楽部@」を
何卒宜しくお願いいたします。


では、そろそろ夜の分の薬も飲まないといけないので今回はこれにて。



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by gun_gun_G | 2008-04-18 16:06 | 特撮系
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