無題

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また暑い夏が今年もやってくる
まだ梅雨なのに入道雲のような
もくもくとした雲を見ると
自分の心にはアイツがよぎっていく

誕生日が一日違いのアイツとは
短い間だったがよく遊んだもんだ
一日違いだから誕生日のプレゼントは
ほとんど交換してるようなもんだった

ある日アイツが自分に
「今度Zガンダムに『かくれハイザック』が出るよ」
と教えてくれた
「『かくれハイザック』?ハイザックはハイザックだろう・・・?」
と自分は思いつつ数日後にZガンダムを見た
「湖畔」で百式と戦う2機のハイザックは
確かにアイツが教えてくれた『かくれハイザック』だった
ちょっとアイツが凄く思えた

いつしか自分はアイツと遊ぶことが少なくなり
数年の時が流れていった

あの暑い夏の日
知らせを聞いてアイツの家へ行くと
アイツは逝ってしまった後だった
そばに自分と友人を囲んで
アイツは眠っているようだった

猛暑の中の葬儀の後に自分は夜一人で酒飲んで
アイツに何やら色んな事を詫びた記憶がある

更に随分と時が流れて
本屋に行くとあの『かくれハイザック』が
ハイザックカスタムとかいう名前で
本に載ってたのを見た

時が経って名前は変わったのかもしれないけど
アイツが教えてくれたんだから
誰が何と言おうとやっぱり『かくれハイザック』だよな?
そうだろう?と自分は空を見上げてアイツに話すと

まだ梅雨なのに入道雲のような
もくもくとした雲が見えた
また暑い夏が今年もやってくる
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by gun_gun_G | 2007-06-17 21:12 | 雑談
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