くるくるてれびって・覚えていますか?
皆さん、くるくるてれびって覚えていますか?
70年代終盤に当時ポピーから売り出されたおもちゃで赤いグリップと覗きレンズがついた本体にタイトルのついた円筒形のカセットを差し込んでグリップのボタンを押すとカセット内のフィルムが回りだして音声は出ませんが映像を楽しめるというのが、くるくるてれびです。
ビデオデッキなんて高価な時代ですから好きなマンガ映像が手軽に楽しめるということで結構ロングセラーになったおもちゃでしたねえ。
その頃、例のバンジョー弾きの伯父の家は駄菓子屋も経営してまして(だいぶ前に駄菓子屋は引退し閉店)当時おもちゃ屋が遠い田舎のようなところに住んでたGはその駄菓子屋にはなかなか遊びに行けるチャンスが少ないものの行けた時にはGはガンダムのプラモデルやウルトラマン、メガロマンの怪獣カードの取り寄せをお願いしたりGの弟はインベーダーゲームをはじめとするゲームに「この時ばかりは!」と遊んでたものです。鶯谷の問屋さんにも一度連れてってもらった事もありました。
そんな中、あれはまだGたちが今の実家に引っ越す前の時だったと思うのですがクリスマスに家族で伯父の家に行ってまし駄菓子屋のルートで取り寄せたんでしょうね、クリスマスプレゼントにGと弟に1台ずつくるくるてれびをもらったのです。それは嬉しかったですねえ。
くるくるてれび本体には1個カセットがついてまして2台あるわけですから当然カセットも2個ありました。カセットは3個あった記憶があるので別売り分カセットも1個あったように思います。確か1個は「ドラえもん絵描き歌」、あと同じくドラえもんの「ガリバートンネル」の話(確かこの話はテレ朝版ドラえもん放映第1話だったはず)、そして残る1個は・・・
バトルフィーバーJ!
流石はGの親戚です。Gの特撮好きをよく知ってます。そのカセットにはバトルフィーバーロボとこの悪魔ロボが対決してました。
この鉛筆画は兄のエゴス怪人の方が載せてますけどバッファロー怪人でして弟の悪魔ロボ(巨大ロボ)はバッファローロボといいます。弟は額?に敵組織エゴスのマークをつけてます。
バトルフィーバーJが始まった時は敵味方とも巨大ロボは製作途中で巨大戦はないのですがバッファロー怪人が登場の第5話「ロボット大空中戦」でようやく双方とも完成にこぎつけます。厳密にはバッファローロボが先に完成するのですけれども当時Gが所有してたカセットにはその対決シーンが収録されてたのです。
要するに
スーパー戦隊シリーズ初の巨大ロボット戦だったのです。
Gの記憶では収録されてた展開はこんな感じ。
青竜刀を振り回すバッファローロボ。そこへバトルフィーバーの万能戦艦バトルシャークが飛んでくる。青竜刀で2回切りつけるバッファローロボ!その切り口からバトルシャークが分離して中からバトルフィーバーロボがゆっくりと登場する。バトルフィーバーロボとバッファローロボと剣を交える!交えた剣から火花が散る!(ここ確か電極で再現してたんだよね)そしてバトルフィーバーロボがすねのソードフィーバーを引き抜いて必殺のクロスフィーバーをバッファローロボへ!バッファローロボ大爆発し敗れ去る。バトルフィーバーロボの勇姿。
まあ本編からはだいぶカットされた格好ですけども迫力は満点で実際TVで見てただけにたまらなかったですねえ。
ただ惜しいことにあまりにくるくるてれびを見すぎて何年か後に本体が故障し二度と見れなくなってしまったんですねえ・・・無念。
ちなみに「アメリカ大西部を荒らしまわった野牛」と自称するバッファロー怪人は自慢するだけあっての怪力を誇り青竜刀を振り回し頭の角を遠隔操作で飛ばすことが可能。更に弟のバッファローロボは青竜刀から熱戦を発射し足裏の推進器で空を飛んで空中戦も出来る。デザインは久保宗雄氏、声は渡部猛氏。
あとこの「ロボット大空中戦」の本編では敵組織エゴスに我が子を人質にされバトルフィーバーロボの情報をやむなく漏らすもダイナマイトを体に巻いて自爆する坂口情報局長役の勝部演之氏の演技がカッコいいですねえ。坂口がバトルフィーバーの司令官の倉間鉄山将軍と同期の盟友という設定もよかったです。坂口の娘・陽子役に「がんばれ!ロボコン」でロボコンの居候先の小川家の長女まゆみも演じた蛯名由紀子氏を配するなど見所が沢山ありましたねえ。
まあ今日はGの思い出話ということにしました。皆さんの家の押入れの奥にもくるくるてれびがあるかも?探してみてはいかがかと。では、今回はこれにて。