異彩の監督・実相寺昭雄氏逝く・・・ガマクジラがお見送り・・・。

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こんにちは、Gです。今日は昨日の続きを載せる予定でしたが・・・Gがあまりにもショックを受けたことがありましたので急遽、予定を変更します。Gはこの方にはかなり色んな面で影響を受けてたように思うからです。

映画監督・実相寺昭雄氏が29日、胃がんのため亡くなられました。享年69歳。

さっきリハビリから帰宅して、このニュースが目に入ったときは、しばらくポカーンとしてました。恐らく5月の曽我町子氏の訃報以来のショックでしょう。この「ひいろお倶楽部@」でもメトロン星人(初代)、スカイドン、シーボーズ、ジャミラ、ガバドン、ペロリンガ星人、テレスドン(初代)など数々の実相寺監督のウルトラ怪獣を登場させましたし思い入れがそれだけ深かったのだと思います。

「B級映画の巨匠」、Gはよく実相寺監督をそう表現しますが実相寺監督は芸術家肌の強い監督という印象がGにはあります。変なこだわり、というのでしょうか。例えばテレスドンの記事を書いたときに実相寺監督がウルトラシリーズの監督をやる際にポリシーみたいなものことを後年に書物で書いてたと記載しました。それは再度書くと

A.科学特捜車は嫌いなので、使わない。
B.怪獣の迫力を増すためにテレスドンが暴れるシーンの時間を長めに撮影する。
C.でも、スペシウム光線は嫌いなので、テレスドンを格闘戦で倒す


ということでした。上記のポリシーはあえてテレスドンの記事のものをそのまま使いましたが要するに実相寺監督のウルトラ製作時の基本はこれなのです。光線技の使用を極力避けながらも(全く使わないのではないが)話をこう屈折させてポリシーを貫く方向でやる、というスタイルです。極端に言えば好きなものはトコトンやるが嫌いなものは出来る限り排除して実相寺スタイルへ持っていくのです。どんな時でも。ゆえに衝突が絶えなかったのも事実のようです。それはそうです。怪獣デザインの成田亨氏は彫刻家、造形の高山良策氏は社会派画家など芸術家の集合体だったのが当時の円谷プロです。妥協しない限りお互いの主張が強くなるのも無理は無いのです。

ただ昔、実相寺監督の書物を読んで感銘したGがこの「ひいろお倶楽部@」で実相寺監督関連の記事を上げてて正直冷めてしまった感があるのも事実でした。何もそこまで・・・と思ってしまう点がいくつも出てきたからです。円満主義でデザインという若干芸術スタイルのGには恐らく妥協という言葉が頭をよぎったんだと思います。

でも、こうして実相寺監督が亡くなったと知った時、ポカーンとした頭の中には走馬灯のように様々な実相寺作品が頭をよぎっていった気がします。冷めていたGも結局は妥協を許さない実相時監督に憧れてて本当は今でも好きだったんだなあ、と改めて実感しました。

そう考えるとメチャクチャGは悲しいです・・・監督、安らかにお眠りください。

今日の鉛筆画も急遽変更。実相寺監督が初めてメガホンを取ったウルトラ怪獣にします。とくれば何かはもう皆さんもお分かりでしょう。この怪獣です。

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ウルトラマン第14話「真珠貝防衛指令」に登場の潮吹き怪獣ガマクジラです。実相寺監督はこのガマクジラの常食が女性が好きな真珠であることからデザインには女性が嫌がるくらいエロティックにいやらしくしてほしいというニュアンスの要望をして実際にそうデザイン画はできたものの結局、着ぐるみのガマクジラはこんな感じでしたから「現実とはこんなもんか」と思ってた、という話を書物で読んだことがあります。といってもガマクジラがけっして駄作ということではなく高山氏の奥さんが持ってきたビーズをイボに利用するなどかなりの力作なのです。

ガマクジラは口から出る管で真珠(特にエッセンスが好物)を食べ(あの真珠はどう見てもでかすぎる気が・・・)養殖真珠や輸送トラックなどを次々と襲い真珠の価格を高騰させてしまうという、まさに女性の敵ともいうべき怪獣。潮吹き怪獣だけに背中から鯨のように潮を吹きます。これといった武器はないですが科特隊は真珠爆弾、ナパーム弾、電子網などでガマクジラに挑みますがいずれも失敗。最後は小型ジェット噴射機を打ち込まれて空中に浮かび上がったところをウルトラマンに体当たりされて爆死します。ちなみにスカイドンの記事でも書きましたがガマクジラの着ぐるみの流用がスカイドンでこれまた実相寺監督作品となります。

次回が記念記事だったのにきついなあ・・・今年は亡くなられる方が多すぎてGも困っちゃいます・・・では、追悼記事はここで失礼させてもらいます。
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by gun_gun_G | 2006-11-30 14:52 | 特撮系
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