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漫画界の巨星・石川賢氏逝く・・・脳裏に残るアステカイザー!

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こんばんは、Gです。ちょっとドタバタしてるため、なかなかブログにタッチできず誠に申し訳ないです。今日も記事アップの予定ではなかったのですが急遽アップしました。

前回は仲谷昇氏の追悼記事だったのですが仲谷氏が亡くなった前日にひとつの巨星が堕ちてたことはGも知ってました。ただ「カノッサの屈辱」のレンタルの関係やスケジュールの都合で記事が前後する格好になってしまいました。追悼記事アップの見送りも考えましたがカウント稼ぎとかではなくGにとっても少なからず影響を受け特撮番組の原作に関わった方として取り上げないのはGとしても心苦しく思い遅ればせながらアップさせていただきます。

漫画界の巨星・石川賢氏が15日に急性心不全のため亡くなられました。享年58歳

これにはホントにびっくりしました。Gの世代では必ずといっていいほどお世話になってる漫画「ゲッターロボ」。あの画期的なロボットマンガを描き続けてきた石川氏がフッと天に召されてしまうとは・・・。あの合体のコンセプトといい師匠の永井豪氏の路線を継承しつつも石川氏独自の展開を施し今日まで続くゲッターロボ。石川氏は永井氏とは一味違う激動エロ(←これは外せない)とグロ(←これも外せない)と斬新なデザインセンスを見せ付けてくれた変形合体ロボットマンガの金字塔とも言うべき作品でした。

今でこそゲッター2が好きなGですが放映当時はゲッターポセイドン(厳密にはゲッターロボGでパイロットは車弁慶だったが)のシールを持っており一番の思い出はゲッター3のパイロットの巴武蔵の最期でした。まあ原作ではゲッター3は1回のみの登場で武蔵は登場してなかったのですが。恐竜帝国戦の終盤に近い時期にダイナマイトの爆発によるリョウの記憶喪失から救うため、そこから窮地に立たされたゲッターチームを救うため、もう少しで完成する新型ゲッターを守るため、原作ではギャグキャラに近いポジションの武蔵が敵のメカザウルスへの特攻を決意し、ゲッター光線を浴びてドロドロになりながら武蔵は「ハチュウ類ども」「トカゲ野郎」と恐竜帝国を罵り続け搭乗してたゲッター1のゲッターエネルギータンクを抉り出す・・・これほどインパクトを与えるロボットマンガがそれまで他にあっただろうか?どんな話にも主役級のキャラの交代劇はあるが、これほど壮絶な表現がそれまで他にあっただろうか?それが石川賢氏のマンガ表現の真骨頂なのではないだろうか?あれから時は流れてはいるが、あの武蔵の最期は今でもGの心に焼き付いている。

でも、あの石川氏の壮絶なマンガの新作を見ることは、もうかなわない。仲谷氏の訃報の時にも思ったが、時はなんて残酷で早く過ぎていくのだろう・・・合掌。

今回の追悼の鉛筆画はゲッターでもよかったのですが、あえて石川氏が特撮の原作や関連マンガからGの思い入れの強いものをチョイス。ウルトラマンタロウバトルホークを押しのけて起用したのがプロレスの星アステカイザーです。正確には永井氏との共作名義となってますが。これら3作はあまり読んだ記憶が無いのですがアステカイザーはなぜか昔、絵本のような書物を持っていたのです。アステカイザーをヘビーに見てたわけでもないのに今思うと不思議な気がします。その書物は残念ながら仮面ライダーの絵本?と共に母が昔、勤務してた病院に児童書として譲ってしまったのですが・・・。

首領ルアーが率いる敵組織ブラックミストは世界のスポーツ界も手中に収めんがためにプロレス界に進出、日本支部幹部サタン・デモンは世界チャンピオンの鷹羽大二郎を抹殺します。大二郎の弟、は復讐のために速水博士から古代アステカの格闘士の印であるアステカの星とアスティック樹脂で作られたファイティングスーツを与えられアステカイザーに変身。ブラックミストのサイボーグレスラーと戦うため訓練用ロボット・ゴリキングを相手に特訓し倒していく。製作は円谷プロでこの頃の試みであるアニメとの合成も行っており「カイザー・イン!」の掛け声でアニメのキャラクターへと変わり様々なプロレス技を見せるプロレスラーヒーローがアステカイザーなのだ。また新日本プロレスの全面協力もありアントニオ猪木やジョージ高田、荒川真一などの本物のプロレスラーもゲスト出演している。ちなみにサタン・デモンの愛車サタン・バット号はウルトラマンタロウに登場したZATのウルフ777を黒く塗装して使用していることはあまりにも有名。

・・・なんかホントに訃報ばかりで悲しい限りですがGもちょっと疲れてきたこともあり今回はこの辺でしめたいと思います。失礼しました。
by gun_gun_G | 2006-11-20 23:45 | 特撮系
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