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元建築現場の警備員のGが語るマンションなど建築現場の思い出話

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こんばんは、Gです。今度こそ、今度こそ本当のお休みです!今日は日勤に急遽出ましたが風邪ひいた同僚がなんとか回復して明日はGの代わりに日勤に出れそうな見通しが立ちました!何せバイトに出て帰宅しては仕事して、その自宅の仕事が終わったと思ったら同僚がダウンして今日まで働いて今日が2月27日ですから11日間も肉体労働・頭脳労働で休み無しに近い状態でしたから。そりゃ疲れますよ。昨晩も友人から頼まれたメール配信をしてたら寝てしまって気がついたら午前4時になってたりしましたし三度寝もしましたしバイト先でお客さんがいなくなったら舟こいでましたし、もうとにかく眠い!ああ、これでぐっすり眠れる・・・。イラストなどが残ってますが急ぎではないので安堵の気持ちに包まれてるGなのです。はぁ~、疲れたあ・・・。

まあ、そんな状況のGでしたから、その間はTVが息抜きでしたね。ニュースも見てましたけど堀江メールがどーのこーのと民主党が自民党に言ってたようですが結局押しが甘かったようで。そんな事はGにはどうでもいいのですが引っ越してからニュースを見てまして偽装マンションがどーの、姉歯元建築士がどーの、ヒューザーがどーの、木村建設がどーの、東横インの建て増しがどーのと色々問題になってますね。このブログは基本的には時事ネタをやる事が趣旨ではないのですが(といいつつ何かしらは書いてるが)一連の偽装マンション騒動や東横インの騒動を見てて思い出した事、といいますか、いい加減書いた方がいいような事を前々から思ってたので疲れてネタも浮かばない事もあり、そのGの思い出話でも書こうかと思います。

Gはゲーム会社にいた事を以前に書いたことがありますがゲーム会社の退社から美術学校へ進学する間が1年くらいあったんです。それは退職したのが1994年4月と学校が既に始まってた時期だったため入学ができなかったからと再就職の悪あがきを半年ほどしてたからです。94年といえばバブルがはじけてまもなくの頃。当然キャリアが少なかったGがデザイナーの仕事に就けるわけがありません。バイトでも無理でした。で流石に当時のG自身の限界に気がつきましてゲーム会社時代の先輩や社長の勧めもあり翌95年4月に2度目の専門学校となる美術学校への進学を94年の10月に決意します。

でも、このまま半年間ブラブラしてもいられなかったので一度やってみたかった警備員のバイトを始めました。12月の事でしたね。以後、美実学校が休みになるとその警備会社に厄介になってまして、98年の初頭まで勤務日数では3年くらいやってました。警備会社というものは綜合警備保障やセコムみたいな大会社は別格ですが基本的には会社が得意とするジャンルを警備します。道路工事、電気等の配線配管工事、イベント警備、駐車場警備、室内警備など色々あって会社によっては複数をこなしているところもあります。Gの入った警備会社は建築現場オ警備を請負ってる会社でした。建造中のマンション、店舗、住宅、用水路、展示しているショールームなどを警備するのです。98年までですから姉歯元建築士が偽装し始めた頃から1年前までGが建築現場の警備員だった事になります。

具体的にどんな事をやってたかと言いますと現場が正月などでお休みの間の巡回、コンクリ者やラフター(大型クレーン車)の誘導、それに伴う道路整理、現場の出入り口の常駐や掃除、歩道の安全確保、警察との対応などが主で現場によっては、ある意味で現場監督と同格という立場でもある結構重要なポジションです。ですからGはバイトというより今で言う契約社員に近かった立場だったと思います。ひとつの現場を任されてた事もありますし。

そんな立場ですから当然一般の方では見る事が出来ない「現場の囲いの中」に入る事もあります。というか入らないと仕事になりません。敷地内でも車の誘導などがありますから。敷地内に入れるわけですから当然建築中の建造物を見る事もある、というか見回りをしていきます。姉歯元建築士がやってたような難しい事は数学が高校時代は赤点だったGにはよくわかりませんが、それぞれ当時のゼネコンの社風とでもいうんでしょうか、そういうのとか、あと仕事が何となくですがしっかりできてるとか、そんなのはわかりますね。フローリングの質なんかも目で見てわかりますし。3年もやってれば、そうかもしれません。

2ちゃんねるなんかを見てて、偽装建築に関してレス書いてる文章もおおむね知ってます。実際にGが関わったゼネコンは少ないですが警備会社は常にゼネコンの運営状況をチェックしていてGはバイトなので参加しませんでしたが会社で集会をやるんです。でないと警備会社も死活問題ですからね、ゼネコンの運営状況は。そういうのが自然とGの耳にも入ってたんです。で、耳に入った事が事実であるかのようにGが体験していくのです。思い出せるのだけでも挙げると

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納期に間に合わないので建築を担当している某ゼネコンは某スーパーゼネコンに建築工事を譲渡し納期にこぎつけた。ちなみにそのマンションの販売は元々の建築担当の某ゼネコン系の会社。

某ゼネコンは完成間近のマンションに鍵をかけずに警備員1人に警備を任せたきりだった。

某ゼネコンはマンション建設中に倒産した。(建設は続けたが)

昔マンションを建てた某ゼネコンは十数年後の今になってそのマンションから日照権を奪うのを承知の上としか思えないわずか数十m離れたところに高層マンションを建設しだした。

某ゼネコンは建設中の住宅街?の現場に乗り入れるダンプの砂埃を周りの住民のクレームにならないように警備員を多人数配置してタンクローリー?で水をまくが職人さんや警備員には飲料水や作業用水の水道を全く提供しない。

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・・・んー、疲れてるせいか、この程度しか悪かった記憶が思い出せない。もっと何かあったような気がするが、こんな感じの事は日常茶飯事でした、はっきり言って。今より不況でスーパーゼネコンが一戸建てにも進出してきてその他ゼネコンが泡食ってましたからムチャクチャな現場もありました。今は少しは社風が変わってるだろうと思い、社名は伏せてありますが、全てが同一のゼネコンではなく色んなゼネコンの事を書きました。ただ悪い事ばかりではなくて面白い事や変わった事もありました。

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あえて現場監督を置かず職人さんや警備員を監督代わりにして見事短期納期に成功した現場があった

行ってみた現場が某警察庁長官(当時)が某宗教団体?に狙撃されたマンションの隣だった。

現場がお寺の裏でユンボをやってたら地中から江戸時代の墓石が大量に出てきて工事用の器具では砕けないので塩を撒いて墓石を輸送させた。

編場の事務所がTVやソファはもちろんこたつ、風呂、洗濯機などはっきり言って建設中のマンションの部屋より設備が豪華だった。

現場の夜間巡回の合間を見てカップルがSEXしてた

「フローリングを試しに張った部屋には入らないで」と監督に言われ指示とおりにしたら監督が部屋の窓が閉め忘れて夜に降った雪が入って朝にはフローリングが反ってしまっていた。

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今、パッと思い浮かぶのはこのくらいだが、まだまだ色んな事がありましたね。いやあ、懐かしい・・・。とにかく皆が皆けっして悪い現場ではなかった事は確かでありまして、真面目にやってるところもあるにはあります。。しかし警備員を辞めてGが思った事は

「マンションは買うものではないな」

という事でありました。まあ色んな人の色んな意見はあると思いますが、お断りしておくと、この話はGの思い出話なので。ただ何となく書く必要な気が今までずーっとしたので書いてみました。それだけです。ちなみにヒューザーとか木村建設とか明らかにいかがわしいところとは関わってませんので念のため。

さて、できるだけ長文は避けるつもりでしたが結局長文になったのでイラストの説明はサラッと。このTV特撮キャラは超人バロム・1登場のドルゲ魔人モグラルゲです。今回の話のために睡眠不足の目をまたこすりながら描いた新作です。左手のシャベルでマンションを陥没させてドルゲマンションとしてその管理人となり住民を操ろうとと企んだドルゲ魔人です。シャベルで落とし穴を掘ったり(確かコンクリート製だったような・・・)する能力とあとは同じくシャベルで地震を起こす事が可能。目には特殊カバーがついてて太陽光線をさえぎっており、ここがモグラルゲの弱点となってます。あ、よくよく考えたらドルゲ魔人のイラストでの登場は初ですね!それがモグラルゲとは・・・。

今回はかなりの長文となったのでこの辺で終わりにします。次回はあるイベントを計画しています。お楽しみに!では、これにて。
by gun_gun_G | 2006-02-27 22:28 | 雑談
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