江口繁個展「サヨナラ、こんにちは」(はぐれベーダー35)
・・・なんか懐かしいというか、ほがらかというか、心地よい絵ですね。タイトルは個展のサブタイトルでもある「サヨナラ、こんにちは」。この絵を描かれたのは江口繁さんという方。多摩美術大学出身の方で、音楽をこよなく愛する心優しい方です。Gが江口さんと知り合ったのは3年前。その頃のGは会社勤めや眼の病気の関係で止めていた絵画活動の再開を決意、とある画廊の企画展「CDジャケット展」で初めてお会いしました。タイトルどおり、CDジャケットサイズの絵を描くという企画でした。その際の江口さんの柔らかい感覚の絵に衝撃を受けたのをGは覚えています。それからは、ほぼ一方的にGが絵を観に行ってたのですが、江口さんのお仕事の関係で東京を去る事となり、その後は関東で江口さんの絵の展示がある時はGは絵を観ております。今回の展示は銀座では有名な画材などを扱っている伊東屋のワンフロアで、夏を感じさせる江口さんの様々な絵を観る事ができました。海に入る子供、黒人さんの絵、何気ないスケッチなど、爽やかなタッチの絵が飾られていました。水彩画風の描き方で、淡い色彩をうまく組み合わせて、いや、濃い色もうまく使ってピントのボケない、でしゃばらない鮮やかさを感じます。絵が絵本画のように柔らかく、それに結構細かくて女性的ですね。スケッチは繊細で独自の雰囲気をかもし出してます。それで絵の画像を何点か掲載したかったのですが、そこは天下の伊東屋、作品の撮影にはスタッフが立ち会うという事で、腰や時間の関係もあり、今回はDMの画像のみを載せる事にしました。ご本人との電話での許可(江口さんは不在でした)があっただけに、ちょっと残念。けど、逆に言えば、行って実物を観てほしいということ。銀座・伊東屋(GINZA ITO-YA)の本店8階フレームショップにて9月3日まで開催。明日9月2日は10時から19時まで、最終日3日は10時半から19時の展示です。この週末にお時間がある方は是非行って観てください。もし遠くて観れない方にはこのブログのコメントなどで対応します。そして、明日の美術系はぐれベーダー後編へと続くのでした。それでは、今回はこれにて。
「1ヶ月後にGも参加のビギニング・ホワイト第5回展!(はぐれベーダー33)」