仮面ライダー・旧1号、旧2号、新1号、新2号って、なんじゃらほい?
これがいわゆる「旧1号ライダー」。全体的に暗めのカラーリングで緑と黒で表現されてます。顔の口と鼻筋も緑で塗装されていて、ベルトは白。このライダーは2号登場後の仕様にしているので、眼が赤ですが、初期のものはピンクでした。素材はレザー。皆さんが知ってる仮面ライダーとは若干地味目に見えるのではないかと?この地味さが災いして、夜間撮影ではスーツが見難いという弱点を持ってました。これにはスタッフも困ったそうですが・・・。第1話~13話、40話~41話、49話、51話~52話、劇場第1作に登場。
藤岡弘氏の事故から佐々木猛氏にバトンタッチされた「旧2号」。これは「旧1号」からの急造版ですが、ここでスタッフは「旧1号」での弱点だった夜間撮影でもライダーが見えるようにと頭の鼻筋と口を銀に、スーツには白いライン1本を入れます。ベルトと眼も赤。全体の緑も明かるめになります。その代わりに頭の緑は濃いものになります。ベルトの風車にはシャッターが付き、この「旧2号」が仮面ライダーのベーシックとなります。変身ポーズもこの頃に確立、仮面ライダーの大ブームが始まるのです。第14話~52話、劇場第1作に登場。
ほぼ1年間の充電を経て、2号と1号が主役交代。ここで登場するのが「新1号」で、俗に「再改造型」とも呼ばれています。仮面ライダーのデザインも一新。全体的に緑は明るめのライトグリーンに、スーツの素材はレザーからジャージになり、ラインは2本線。手袋、ブーツは銀色になり、ベルトは赤のままですが、シャッターが追加>、「新1号」は1号ライダーとしての基本形になります。ちなみに第59話の1シーンだけ、ベルトが白になってます。第53話~98話、劇場第2作に登場。
劇場第2作に颯爽と登場した「新2号」。一般的に「パワーアップ型」と呼ばれるもので、基本的には「新1号」から体のラインが1本で、手袋、ブーツが赤になったもの。やはりこの「新2号」も「新1号」からの流用でまかなっている。ただ、ダブルライダーの際には、この変更のみでよかったが、続編「V3」などが制作されるに連れ、「新1号」との明確な差異が分かるよう、頭の緑が再び暗めになり、皮肉にも段々と「旧2号」に近いスーツになっていってしまう。劇場第2作、第72話~73話、93話~94話、98話に登場。
これが、「旧1号」から「新2号」への流れである。ちなみにサイクロン号は「旧1号」がフルカウリングのもの(ホンダCB400)とアクション用にカウリングを外したもの(ホンダCB350DT)の2台を使用、「旧2号」がアクション用にカウリングを付けた改良型と呼ばれるもの(旧サイクロンとは一般的にはこのバイクを指す)、「新1号」は第67話まで改良型サイクロン、第68話から新サイクロン(スズキハスラーTS250Ⅲ)、「新2号」も新サイクロンだが、ビスの位置とか微妙に違うものに乗り、これもスーツ同様に続編が進むに連れ、改良型サイクロンへと戻る。いかがでしたでしょうか?これで少しは仮面ライダーの違いがお分かりいただけたでしょうか?今日はちょっと気合を入れすぎたかな?もっとも画像は再利用なんですけどね・・・。また仮面ライダーに関しては、この「ひいろお倶楽部@」でも取り上げるので、よろしくお願いします!ということで、今回はこれにて。
「映画化記念!1号・2号ライダーと4人の幹部怪人!」