スペル星人に対抗してピニヤ星人・ウルトラセブンのお蔵入り宇宙人
「スペル星人」
こんにちは、Gです。今日は昼過ぎまで寝てて、この調子では記事もろくな物出せないな、絵も描けないし、お休みにするかなあ、と何気なくpulog1さんのブログ「怪獣ブログ」を見てたら、なんと今や欠番になってるウルトラセブン第12話登場のスペル星人の準備をしているではないか!これは「ひいろお倶楽部@」としても何か出せるものは無いか?と考え、今回はウルトラセブンでお蔵入りになってしまった水棲獣人・ピニヤ星人を取り上げます。スペル星人でなんでそんなに感動するかは上記の「スペル星人」の記事を読んで頂きたい。で、ピニヤ星人って、なんじゃらほい?という事になるのだが、藤川桂介氏が脚本を担当した「湖底の叫び声」という作品に登場予定だった宇宙人で着ぐるみまで制作されたものの、水中特撮などの理由でお蔵入りになってしまったのである。アイアンロックスやテペトなど水中特撮やってるじゃん、何故?というのがGの率直な感想だが、できなかったものは仕方ない。では、初めてピニヤ星人に触れる方も多いのではと思いますので、どんなお話だったかを書かせてもらいます。防衛軍付属研究所に勤める伍代(ごだい)博士の娘、美那子が何者かにさらわれ、伍代博士自身も続けてさらわれる。ウルトラ警備隊は研究所の近くにある深山湖(みやまこ)に何かがあると推測、潜水球「レイク・ダイヴァ」で調査するものの、手がかりは無し。伍代親子をさらったのはピニヤ星人だった。地球上の水中に移住しようとするピニヤ星人は伍代博士が発明した海や湖、川を無菌状態にするクロロマイト鉱石を狙ってたのである。鉱石を取りに地上に出た伍代博士とすりかわって、ピニア星人の円盤へダンが侵入、美那子を脱出させ、円盤はバズーカで破壊される。ピニヤ星人は断末魔に怪獣・ヤモを森の中から呼び寄せるが、ヤモもウルトラセブンのアイスラッガーによって倒されるのであった、というもの。ここで出てくる怪獣・ヤモの着ぐるみが制作する前にこの話は中止になったようである。残ったのはピニヤ星人の着ぐるみだけだった。でも、お話がお蔵入りになっても、新着の着ぐるみを作ったのだから、勿体無いですよね?そこでピニヤ星人も改造されてウルトラセブンの本放送に登場しますが、一体何になると思いますか?モノクロの画像で見難いでしょうが、特に体をよーく見てください。分かりますかね?実はこの着ぐるみの頭を変えて、赤を中心とした派手な色に塗り替えるとウルトラセブン第44話「円盤がきた」に登場のサイケ宇宙人・ペロリンガ星人になるのです!ペロリンガ星人の手や足に水かきが付いているのはそのためなんです。ペロリンガ星人の話も面白い話なんですけどね、実相寺監督作品ですし。イラストのストックには無いのですが、紹介する場があればな、と思います。いかがでしょう?ピニヤ星人も少しご理解いただけたでしょうか?スペル星人と共にお蔵入りになったこの貴重な宇宙人を紹介できてよかったです。またそういうネタがありそうでしたら、記事にしたいと思います。あんまりあるわけではないですが。ということで、今回はこれにて。