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久しぶりの母の日企画・さらば瞼の母

おはようございます、連投のGでございます。

昨日のネンリキ怪人の記事ではかなりキツイ事を書きましたが
やはり記事を読みもしないのにああいった事をされるのは
体調的にも非常に困るので敢えて書かせて頂いた事にご理解下さい。


お陰様でGの目も午前0時くらいに回復して参りました。

今日は溜まってる病院形記事の消化も考えましたが
もうすぐ母の日という事で去年は諸事情により全然出来なかった
「ひいろお倶楽部@」恒例の母の日企画を今年はやりたい
と思い
母の日当日ではなく前倒しして記事アップする事にしました。
明日は日勤なので疲れて当日アップできないというのも困りますので。

Gは既にゴールデンウィークは仕事で忙しくなる事はわかってたので
先月中にCD-Rを製作して母にプレゼントした
のですけど、
まだ母の日のプレゼントが決まってなく悩んでる方も多いはず。

時間はまだありますので、このブログの常連さんでもある
ケメコさんのブログからプレゼントを決めてみてはどうかな?
とも思いますね。



「ショッピング一番」

(クリックすると飛ぶ事ができます)

さて、2009年の母の日企画に選んだ特撮キャラはこの2人です。

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快傑ズバットに登場の夜桜組組長の夜叉丸と用心棒であるコックの伊魔平です。

これ、事前に描いておいてたものの顔があまり似てないんだよねえ・・・。

夜桜組組長の夜叉丸は
敵組織ダッカーの一員でもあり
財界の大物の鶴間勇吉から30億円もの献金をさせようと画策するも
なかなかうまくいかず首領Lのアイデアで娘の冴子を人質に取ろうとする。
ガンマニアであるらしく銃を常に携帯し新しいライフルを買った際は
人間で試し撃ちを行い射撃の腕も一流、
献金が旨く取れても人質は殺そうとする冷酷な男
だが
首領Lには平伏しまくる小心な面も持つ。演じたのは平野稔氏。
夜桜組は桜の花がトレードマークで組員は背中に、
夜叉丸本人も胸と背中に桜の花のマークを付けている。

なお夜桜組組員は人切り包丁を武器としている。

その夜叉丸の用心棒が伊魔平。
通称・コックの伊魔平、または地獄のコック伊魔平。
皿投げと包丁投げを武器とする用心棒

コックではあるが料理の腕前は劇中では披露してない。
殺し屋コック
と言ったところであろう。
隠れて攻撃したりもするが早川健が自分の名前を知っていた時に
鉛筆画のようなポーズを取って喜んでる事から
自意識過剰な性格
である事がわかる。
「料理してやる」が口癖でズバットにも攻撃してくるが
最期は自らの包丁で帽子とふんどし一枚にされてしまい
「・・・料理された!」の言葉を残しダウン。
演じたのはジャンボーグAでPAT熊野隊員も演じてた丸岡奨詞(丸岡奨一郎)
氏。

ズバットでの母の日企画は以前にも駒太夫とウルフガイの記事でやってますが
今回はズバットこと早川健が22年前に別れたお袋さんの事を書いてみようかな、
と企画して資料も揃った事もあり事前に用意していた
というわけ。

では、早川健が22年前に別れた母親とはどんな人だったのか?


快傑ズバット第21話「さらば 瞼の母」

脚本・長坂秀佳、監督・広田茂穂、敬称略

高級車に乗って移動する貴婦人を夜桜組組員が誘拐しようと襲い掛かるが
早川健が現れギターを放り投げて木に吊るして組員を片付ける。
隠れて攻撃する用心棒の伊魔平とも腕比べを行い撃退。
健は貴婦人の無事を確認に車へ戻るとその顔を見てハッとする。
貴婦人は感謝の言葉と主人から後で御礼をしますと言い残して去っていく。

健の脳裏には22年前に家出した母との思い出が甦っていた。

警察の東条進吾に声をかけられて、ようやく東条に気づく健。

「一体、何があった?まさか・・・?」
「あの方が俺のお袋様!」
「早川、疲れてんだよ・・・
あの方は有名な財界の大物、鶴間勇吉の千代夫人だぞ、
冴子さんというご令嬢もいる」
「へえー、それじゃ、その人は俺の妹ってわけだ」

東条の話にもウキウキ気分の健は喜びを倍増するだけ
だった。

その頃、夜桜組では夜叉丸が首領Lから
鶴間勇吉の30億円の献金の遅れによる叱責を受けていた。
ただただ平伏するばかりの夜叉丸に
「頭を使え!」と首領Lは冴子の誘拐という策を夜叉丸に与える。

東条が覆面パトカーを走らせるとご機嫌の早川健が強引に乗り込んでくる。
デパートを7つも走り回って花束、母と冴子へのプレゼントを買っていたのだ。
健の運転で2人は鶴間邸へ向かう事となる。

健から花束を貰ってビックリする千代。
助けてもらったのに花束まで・・・と困惑気味の千代へ
東条はこう話したので更に驚いてしまう。

「受け取ってやって下さい。その花束は不肖の息子からのプレゼントです」

そして緊張気味だった健は言う。

「健です!早川健です!22年前に別れた貴方の息子です!」

その言葉にハッとなり健に声をかけようと千代だが
冴子が入室したので表情が一変する。

「おかしな事を言わないで下さい。私が生んだ子は冴子だけです。
なれなれしくしないで下さい。助けて頂いた事には感謝してます。
しかし、このような言いがかりは・・・」

「言いがかり?」

健はその言葉に驚きを隠せない。

「ここに50万円あります、これを受け取って下さい」

千代のあまりの態度に東条が思わず言う。

「早川はそんな物が欲しくて助ける男ではない、早川の話も聞いてやって下さい」

健はなおも語りかける。

「貴方が家出した時、俺はまだ4つだった・・・
貴方の右の胸には2つのほくろがあるはずだ!」

健の言葉を聞いた千代と冴子は驚く。
しかし、千代の態度は変わらない。

「・・・どこでそれを調べたかは存じませんが、
もう50万出しますのでお引取り下さい」

流石の健も沈黙し最後の確認の言葉を言う。

「奥さん・・・22年前に早川健という子供がいた事を本当にご存じないのですね?」
「これ以上、お話しする事はありません、
東条さん、この人を連れて帰って下さい!」
「この22年間、瞼に描いたお袋とは別人でした・・・人違いでした!」

そう言って泣きながら外へ飛び出す健。

「俺のお袋はあんな人ではない!俺のお袋は日本一、世界一のお袋だ!」

1人残った千代も思わず涙をこぼす。

「許して・・・健・・・」

夕陽の中、童謡「浜千鳥」を泣きながら熱唱する健。
寺田オサムと飛鳥みどりが声をかけようとするも東条が止める。

「あれほどの男でも1人で泣きたい時がある・・・そっとしておいてやんな・・・」

その夜から朝まで健は鶴間邸近くでギターを弾き続ける。
夜桜組組員は早川健がいる以上、鶴間邸へ手出しが出来ない。

冴子は思い余って千代に言う。

「あの人はお母様からあんなに酷い事を言われたのに
ああして一晩中、ギターを弾いて私たちを夜桜組から守ってくれてるんだわ」
「冴子!」
「お母様、本当の事を言って!
お父様と結婚する前にあの早川さんを生んでいるんでしょう?」
「おだまりなさい!」

冴子に千代の平手打ちが飛ぶが冴子はひるまない。

「いいえ、私、お母様が早川さんを生んでいたとしても、私、何とも思わないわ。
でも、本当の事を隠してるお母様を私は軽蔑します!」


そして健のためにおにぎりを作る冴子。
家政婦が「そんな事は私が・・・どなたへお渡しするのです?」と聞くと
「お兄様!」と嬉しそうに答える冴子。

その冴子がおにぎりを渡そうと外へ出たのが命取り。
冴子は夜桜組にさらわれてしまう。
夜桜組事務所まで追いかけて「今日は特別、機嫌が悪い」と組員をやっつける健。
「機嫌が悪いと隙が出来るものだな、早川!」
夜叉丸は冴子を人質に銃を突きつける。
ボコボコに殴られた健に冴子が「お兄様!」と悲鳴を上げる。

ダムへ連れて来られた健と冴子。
夜叉丸は30億円の献金が確保できた時に人質の安全を確保する条件として
健にダムへ飛び降りるように言う。
「止めて!」と冴子は制止するが約束を信じた健はダムへ飛び降りる・・・。

鶴間勇吉から30億円の献金が夜桜組へ届いたものの
冴子は夜叉丸が新しく購入したライフルの試し撃ちの的になってしまう。
「約束が違うわ!」
「この新しく買った銃を試させてもらう・・・」
冴子の頭、両耳にさした花を次々と撃ち落す夜叉丸。
「なるほど・・・いい銃だ・・・次は額だ!」

その時にズバッカーと共にズバットが参上!
夜叉丸はライフルで応戦するも弾切れのため、伊魔平が登場
する。
しかし、ズバットに料理されてしまう伊魔平。
隠れていた夜叉丸にズバットのムチがうなる!
「2月2日、飛鳥五郎を殺したのはお前だな?」
「違う!俺はその時、香港にいた!本当だ!」
ズバットアタックで夜叉丸をダウンさせるズバット!

冴子の元に健が現れる。
「お兄様!」
「お人違いでしょう・・・お母様に宜しく」
そう言い残して去る健・・・。


そこへ東条と共に覆面パトカーで千代が冴子の元へやってくる。

「健は?あなたのお兄さんは何処?」
「お母様、その言葉をもっと早く言って下されば・・・」

その親子のやり取りを見た東条は言う。

「恐らく早川は二度とあなた方の前には姿を現さないでしょう・・・
『俺のお袋はいつも瞼の中にいる』
それが早川からの伝言です。奴は貴方を恨んではいませんよ」

その言葉を聞いた千代と冴子は叫ぶのだった。

「健!許して!」
「お兄様!」


というのが話の流れですね。

(今日は長文なので休み休み記事を書いていく事にします・・・)

(5月8日PM15:19)

休憩のため昼寝をしたのと勤務先に用事があって出かけたので遅くなりました。

この話は名作「瞼の母」のズバット版にあたる作品
であり
早川健は「瞼の母」での番場の忠太郎にあたる役どころを演じている。

早川健を演じた宮内洋氏は「瞼の母」を映画や舞台があると必ず観ておられ
自分が「瞼の母」を演じたらどうなるのだろう?と思ってたところへ
この話をやる事になったそうで思う存分に演じられたようで
「浜千鳥」の選曲も宮内氏ご自身がなさった
といいます。

それもあって普段はクールでキザな早川健が
母の千代と22年ぶりに会ってからの無邪気で上気した気持ち、
夕陽の中で泣きながら歌う悲しみといった、いつもと違う表情を見せてくれ
長坂氏のシナリオ集「さらば斗いの日々そして」でも選抜されるほどの傑作として
「さらば 瞼の母」は描かれている
のです。

母の千代を演じた福田公子氏、妹の冴子の斉藤浩子氏の演技も光り
この作品を重厚なものへとしておりますし
今回は東条が何かと健のサポートというか
巻き込まれるというか絡んでくる
のですが
東条がさりげなく健の心を支えてあげてるのが何とも嬉しい限りです。

というか、皆、母親に会うとこうなってしまうと思うんですよね。
「瞼の母」もそうですが生んでくれた母親は1人しかいないわけですから
22年も会っていないのなら尚更、心が子供に戻って
無邪気に上気した気持ちになるのではないでしょうか?


だから、この話も駒太夫とウルフガイの記事の話、
第15話「哀しき母の子守唄」と共に記事にしたいと前々からGは思ってた
んです。

母の日には親孝行ももちろんですが
子供の頃の心に戻るのも
母親にとっては嬉しいもんなんじゃないでしょうか?


ちなみにズバットの記事だと用心棒との腕試しは一番最後に書いてますが
早川健がコックの伊魔平と勝負したのは皿投げ。
伊魔平は皿の1枚を投げて木に刺し数枚の皿を投げてその上に乗せるという
皿投げの凄腕振りを見せ付けますが
健は皿は1枚でいいと言って投げて乗せてあった数枚の皿の下へもぐりこませ、
その数枚の皿を伊魔平の手元へ戻すという離れ業を披露し
「商売道具だ、大事にしな」と言って健は去ってしまう
のです。

「ズバットの真似は危険ですから絶対にしないでね」

・・・だから、できるわけないだろうが!

という事で、今年の母の日企画は終了です。如何だったでしょうか?

また機会があったら企画をやって見たいと思います。


では、文中にもありますが明日は日勤ですので今回は此れにて・・・。






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by gun_gun_G | 2009-05-08 10:30 | 特撮系
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